2010年7月21日水曜日

7/19 見附島

小学校の校庭。5時ごろ起き出して朝飯の支度を始めたら、昨夜からお爺さんのところへ来ていた息子さん夫婦が、今日は本当は休みだけど仕事があるので、と帰って行くところだった。その後お爺さんが朝飯を食べに来いと言うのでお言葉に甘えることにした。今からみそ汁を作るからと、玉ねぎやジャガイモをきざみ始める。みそ汁が煮えると、漬物、まめの煮物と、ご飯は柔らかいだろうけどと言いながら用意してくれた。この旅を始めて2ヶ月半過ぎたが、こうしてよその家でご飯をいただくのは初めてである。ましてや100才のお爺さんに作って頂いくなんて。その後御茶もいれて頂いた。碁が出来ればね、とまた残念そうに言う。退屈になると近所の人を電話で呼んで碁を打つらしい。テントを乾かして畳んだりバッグに物を積めたりするのを、そばでじっと座っていかにも珍しいと言う様に見ていた。縁側で写真を取らせて貰ってお別れした。さらに長生きをして貰いたいものだ。










海岸通りをくねくねと走る。昨日と同じ様な景色が続く。2時ごろ見附島に着く。見附島は船のへさきに似ているので軍艦島とも呼ばれる。キャンプ場もあるので管理事務所を探したがよく分からない。それらしき場所には張り紙で一応場所の名前は書いて有るのだが、その場所がわからない。海水浴場の管理人訊くと、よくその辺のロープの外(キャンプ場外)でテント張って泊まっていると言うので、それに習うことにした。











ウキとロープで仕切られた海水浴場はそれほど広くは無いが安全そうである。客は20人余り。管理人に教えてもらって買い物を済ませ、5時までシャワーが使えると言うので喜んで入る。200円で3分。町営なのに何と高いこと。仕方ないので金を入れたが、出て来るのは水だけ。後で管理人に言ったら、最初の人はそんな事があると言う。料金は返してくれたがお粗末な設備である。

走行距離 56km
支出 796円

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2010年7月20日火曜日

7/18 穴水町曽良

夜露で濡れたテントを乾かし9時まえに出発。近くにある能登水族館へ行った。開園の9時丁度くらいだがすでに客は沢山来ている。ウニやヒトデを直接触ってみられたり、水槽の横から手を入れて魚に触れる事が出来るなど工夫されている。北海道の朝日山動物園と同じ様なアクリルの大きなトンネルを通ると色々な魚が天井や壁を通して見る事が出来、とても楽しい。赤い光に浮かぶクラゲの動きは幻想的。ずっと見ていても飽きる事はない。
11時ごろ水族館を出て、能登島のもう一つの橋ツインブリッジを通って中島へ渡り、さらに穴水へ。穴水から海岸沿いの道へは峠越え。海岸沿いの道はほぼ平坦だが、くねくねと入り組んでいる。途中出会ったライダーからこの先のキャンプ場等の情報を聞く。道沿いに民家があるが店らしいものは無い。小さな入江にヨットが沢山停泊している。周辺の家はほとんど別荘の様である。殆どの路地に(私有地に付き立ち入り禁止)の立て札。売り物件も多数みられる。しばらく行くと集落。店があるかもしれない。またそろそろ寝る場所も必要。家の前に出ている男の人に店を訊くと、店はすぐ隣だと言う。でも残念ながらビールは隣の町に行かないと無いと言う。さらにテントを張って寝る様な場所は無いですかねと訊くと。この先の廃校になっている小学校の校庭なら大丈夫だと言う。小学校の校庭は一度は泊まってみたかった場所。願ってもない場所だ。







お礼を言って行こうとすると、先ほどの人がトラックに乗ってきて、隣町の店まで乗っけて行くと言う。そこで買い物したら小学校まで戻ってきてあげるから自転車も乗せろと。せっかくのご好意に甘える事にした。(この方建築業の川尻さん)。ビールと野菜を少し買って小学校まで戻って貰い、さらに小学校のそばの家に紹介してくれて、水を使わせてやってくれと頼んでくれた。この家の人、何と100才のお爺さん。1人暮らし。水を貰いに行くと上がれと言うのでお邪魔した。耳はかなり遠いがとてもしっかりしていて100才には見えない。生まれは明治43年。私の父と同い年である。と言う事は父も生きていれば100才。北国出版のアクセスと言う本にこのお爺さんの記事が載っているのだ。






なげしの上には総理大臣麻生太郎や知事からの表彰状。それにこのお爺さんの囲碁4段の認定書。囲碁は出来るかと聞かれたが残念ながら不調法。少し残念そう。満州時代の話を聞いた。航空機製造の事務をやっていて、内地の人の何倍も給料を貰っていい思いをしたが、終戦と同時に労使の立場が逆転し4回も死に損なったり、銀行の積んであった金は 全てパーになったり。引き上げてからも織機を買って仕事を始め、機械のメーカーにそそのかされさらに新しい機械を入れ、一時は儲かった物の安い中国産に負けて倒産。結局は騙されたらしい。

走行距離 41km
支出 1450円

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2010年7月19日月曜日

7/17 能登島

道の駅氷見。昨夜はやはり降られた。でも朝にはあがって雲は多いが日の出が見える。テントはびしょ濡れ。そばの東屋にロープを張ってテントを乾かす。





向こう側は漁船の港。3時ごろから人が来て何かをする音がしていた。後で分かったが船に氷を供給する設備がある。昨日夕方氷見の商店街を歩いてみたが、午後5時には店は閉まり始め、6時にはほとんどの店が閉まる。開いている店はコンビニ他僅か。人通りも少ない。ニンジャハットリ君も張り合いが無いのではないか。
8時ごろ氷見の道の駅を出る。160号線。しばらくは良かったが太陽が上がるにつれ暑くなって来た。道の駅(いおり)から七尾までは峠越え。涼しい時なら何でもない坂だが、とにかく暑い。少し登ってはオーバーヒートで休憩。やっと昼前に七尾の道の駅に到着。ここは能登食祭市場と称して、沢山の店が集まり人も大勢で賑やか。しかし旅人向きではない。和倉温泉のそばを通り能登島大橋を通る。橋の曲線はきれいだが、自転車で渡るとちょっときつい。






しばらくアップダウン。道の駅3km、キャンプ場7kmと表示がある。道の駅の様子を見てからキャンプ場へ行こうと思ったが、いけども道の駅が無い、どこかで標識を見落とした様だ。とうとうキャンプ場のまで来てしまった。暑くて戻るのも大変なので、ここに泊まる事にする。料金は1050円。内地にしては安い方か。







今までのキャンプ場と違い今日は人が沢山来ている。案の定話し声が遅くまで続きねむれない。特に上のバンガローの若者グループの話し声は明け方まで続いた。特別騒いでいる訳でも無いので仕方ないか。
走行距離 64km
支出 1440円

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2010年7月16日金曜日

7/16 氷見

ホタルイカミュージアム。昨夜はかなり強く降った。テントの中は少し蒸し暑かったがまあまあ寝られた。場所が場所だけに早めに撤収。












すぐ裏の海岸でパンとコーヒーで朝食。5時前から人が来て体操したりしている。1人の人としばらく話しをしたが、その人はその後、ラジカセ伴奏にハーモニカを吹いていた。かなり
上手だ。知ってる曲ばかりなのでしばらく聞いていた。その後ブログを書いたりして8時ごろ出発。
ノンビリ海岸沿いを走る。自転車道の標識があるので行ってみる。丁度そこから出て来たのは、自転車の一種のリカンベント。早速写真をを撮らせてもらった。








これはセミタイプで、ペダルが低いから乗りやすいのだそうだ。彼のお気に入りのポイントを教えてくれた。かなり寄り道になるが行ってみた。富山駅のそばの環水公園。彼曰く、そこのスターバックスで珈琲でも飲んでると、オランダに行った様な気になると。本当にそうだ。オランダは行った事が無いので分からないが、水路とレンガ色の建物や橋で異国情緒たっぷりである。









彼のお勧めの通りスターバックスでコーヒーを飲み、その後氷見へ向けて走る。発電所を迂回するのに苦労した。さらに行くと人と自転車だけが乗れる渡し舟があるので乗って見た。超小型フェリーだ。対岸はすぐ目の前だが陸を行くと遠い。








ほんの五分ほどで対岸へ。今ここでは橋作りの真っ最中。あと一年もするとこのフェリーも無くななるかもしれない。交差点で話しかけて来た同年代の男性。マウンテンバイクにバッグをつけ背中にリュック。足は下駄履き。家にいても仕方が無いのでスポーツジムで泳いだりして後は喫茶店など涼しい所でパソコンでメールチェックなどやっているという。彼も日本一周やって見たいと言うので、是非やる様に勧めた。とにかく最初の一歩が踏み出せるかだよと。
氷見は藤子不二雄のふるさとと言う事で、ニンジャハットリ君が町興しのキャラクターになっている。通りのあちこちにハットリ君他の登場人物の人形が立っている。道の駅にはあまり適当な所がないので横の芝生にテントを張った。雨がふらねば良いが。東屋もあるが下が細かい石なのでやめた。背これでは中も痛いしテントも傷む。

走行距離 70km
支出 1739円

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7/15 富山県滑川市

泊まった所がレストランの前だし、このレストラン朝食を6時から出すと書いてあるので急いで片付けた。とは言っても、テントは使わず、ベンチに寝袋だったのであまり時間は掛からない。ゆうべは雨風が強く、大きなひさしの下だが時おり雨が吹き込んできて目が覚めた。寝袋もしっとりである。昨日初めて炊いたご飯の残りと味噌汁で手早く朝飯。昨日のおっさんが起きて来たので、コーヒーを一緒に飲み、7時ごろ先に出掛けた。このおっさんこと富山市の荒川さん、今朝約束の釣りが、相手のドタキャンで無くなったので、私に付き合ってくれるという。ここから先の楽な道を懇切丁寧に紙に書き、何度も説明してくれた。これから北陸路最大の難所も親不知子不知の後半戦。持てる安全グッズを全部つけて出陣。トンネルは思っていたほど狭くなく、坂もそれほどきつく無い。ただトンネルで上りはやっぱり危ない。おまけにカーブ。交通量も多くなかったのが幸いであった。






30分足らずで抜けてやれやれと休んでいると、おっさんが来た。今度は魚津の海の駅で待ってると言い置いて先に行った。有難いけどちょっとうんざり。途中海岸へ行ったり湧き水を飲んだり(この辺は道端に湧き水がある)





やっと魚津の海の駅、すでにおっさんが待っていた。彼はもう済ませたと言うので一人で昼食。その内に大雨となった。建物の中で居眠りしながら雨宿り。おっさん又、滑川の道の駅までとその周辺の地図をよこして先に行った。ブログを書いたりしてたので遅くなり、雲行きも怪しくなったので急いで出る。滑川に着いたが、泊まるに適当な所がない。休憩室は17時で閉鎖だ。喫煙所でしばらく地元の人と話していて、おっさんの待つ市営の風呂へ。おっさんの地図は正確。コインランドリーもちゃんとある。すでにおっさんは風呂から上がっ待っていた。多分3時間位は待っていたであろう。風呂から出ておっさんとしばらく話しお別れした。それにしても親切なおっさん。私よりも少し若い人。有難うございました。





走行距離 53km
支出 2749円


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7/14 親不知、子不知

道の駅 うみてらす名立のバス停。車の音はうるさいし、ベンチは狭くて寝苦しい。5時ごろ起き6時ごろ出発。



昨日の続きの自転車道を走る。トンネルが続く所は薄暗いがこの辺は左は山、右側に民家が屋根を連ねその向こうは海が見える。列車に乗って車窓から景色を眺めているつもりで楽しみながらノンビリ走る。
道端にいたおじいさんに、いつ頃まで列車が通っていたかと訊くと、20年くらいか、30年は経っていないと思うと言う返事。がけ崩れなどでよく不通になるので、新たにトンネルを掘ってそちらへ通したそうだ。「汽車が通らなくなるとやっぱり寂しいね。この辺もすっかり寂れたよ。住んでいるのは年寄りばかりだから、もう10年もすると半分くらい空き家になるよ」ちょっと寂しい話だ。
道の駅マリンドームで練習船(越山丸)が展示してあったので入ってみた。狭い船内の学生の居住空間に2段ベッドや収納がうまく配置されている。船長室は個室だが狭い。しかし必要な調度品立体的に配置さてていて全く無駄がない。残念ながら機関室は入れなかった。さらに自転車道を進むと古民家の博物館。藁葺きでこの地方独特の曲がり屋だ。古い民具がこれでもか、と言うほど展示してある。何に使うか分からない物が多い。自転車道がなくなり8号線に戻る。大きな川があり、糸魚川と思ったら姫川。糸魚川がない。後で知ったが、糸魚川と言う川はないらしい。そのうち有名な親不知子不知に差し掛かる。後ろに点滅ランプを追加し、黄色い反射たすきを掛けて走る。長い覆道とトンネルを過ぎて親不知駅の上。これで親不知は終わりかと思ったが、実はこの後の方が本番なのだ。
今日はここの道の駅(親不知ピアパーク)で宿泊。高速道路の下という珍しい道の駅レストランの前が広いしテーブルもベンチもある。



テーブルでご飯を炊く準備ををしている時、話しかけて来たおっさん。話好きで何となく一緒に飲み食いする事になった。彼が持参したイカやカツなどご馳走になった。この先の明日走る道を懇切丁寧に書き、説明してくれた。自転車だからバイパスは上らず、旧道をとおった方が良いとか。彼は富山市の人で、明日6時にここで友人の待ち合わせして釣りに行く予定とか。私もコーヒーなどご馳走した。
走行距離 46km
支出 2099円

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2010年7月15日木曜日

7/13 その2 道の駅うみてらす名立

道の駅の風呂に入る。ついでに食堂で夕食も済ませバス停に戻ったが周囲がどうも騒がしい。花火の音も絶えず聞こえる。地下道を通って町の方へ行ってみると、男の子たちがたわむてている。「騒がしいけど何?」と訊いてみたら「今日はお祭りだよ。最後の日だから面白いよ。見て行けば」よくみると道路の上に祭りの提灯が並んでいる。今まで沢山の町を通って来たが、お祭りは初めて。それにしてもこの男の子達とても気軽に話しかけてくる。「どこから来たの」「何で来たの」「えっ、群馬からこれを見に来たの」「えっ、自転車。うそー」「凄い。日本一周終わったらテレビに出られるじゃない」と。変な親父に興味深々の様である。せっかくこの中学性の男の子達と話が出来たので記念撮影をする。






その後男の子達と一緒の祭りの中心へ。舞台が作られていて、大勢(と言っても3〜40人)小雨が降っているので家の軒下などから遠巻きに見ているが、まだ何もやっていない。そのうち笛と太鼓の音と共に獅子舞が始まり、その後もからす天狗のような面を被った人や、変わった笠を被り短い刀を持った人などが飛んだり跳ねたり。一つの演目が10分くらいで、次々と違う衣装の人が出て舞う。聞くと12時半くらいまでやるらしい。踊りでは無く神楽だという。





弓矢を持った2人組が舞い始めると舞台の周囲に人が集まり始めた。舞台から矢を射るのでそれを取ると縁起が良いのであろう。5分ほども舞ってから突然矢を射った。残念ながら矢は前の家の軒の小屋根の上に。若い人が人の肩に登り矢を取るとわーっと歓声が上がった。矢は一本しか射たないようだ。
神楽はここで小休止。さっきの男の子達にブログに写真載せるから見てねと名刺を渡した。この子達、とても溌剌としていて屈託がなく、一緒にいると楽しくなる。神楽を最後まで見ていると遅くなるので子供達と別れてバス停に戻ったが、今日ばかりは遅くまで遊んでいても構わないらしい。別れてからもバス停まで遊びに来て自転者を見たりしていた。

走行距離 68km
支出 8355円
(タイヤ6000円)
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