2010年9月26日日曜日

8/22 縄文杉に会う

4時起床、5時3分のバスに乗り登山口へ。途中でシャトルバスに乗り替え登山口へ。シャトルバスは満員である。登山口にはすでに大勢の人。6時25分頃出発。久し振りの登山だ。ガイドどを伴ったグループはそれぞれ説明を聞いたり、準備体操をしている。しばらくの間はトロッコの線路の上を歩く。枕木の間隔が不揃いで地面より少し高いので、歩幅を合わせながら歩くのは大変だ。まわりの景色が気になるが、足元からも目が離せない。天気が良いが殆どが日陰なので、涼しい。しばらく歩くと小杉谷小学校跡。屋久杉の切り出しで大勢の人がここに住んでいたのだ。山深くなるに連れ線路脇の木は大きくなり、太い木の切り株が目立つようになる。途中から枕木の間に板を敷いてあり、とても歩きやすくなった。ずっと上りだが殆ど傾斜を感じない程度である。深い森の中の線路をもくもく歩く。約2時間、 線路道が終わって山道の登りに入る。ここにはトイレも水もある。水は沢の水だろうが、とても美味しい。日高さんによると、この山の水は殆ど飲む事ができるらしい。これからしばらく登るとウイルソン株。巨大な切り株だ。中が空洞になっており、ひとなら20人でも楽にはいれそう。上がぽっかり見えており、隅の一点から見上げると、この穴がハート形に見えるらしい。覗いて見た。確かにそうだ。さらに登ると翁杉。これは縄文杉に次いで大きな木だが、残念ながら今年倒れてしまった。バスで一緒だった青年は、この木の弔いに来たと言う。倒れた木の前で手を合わせている。私も一緒に手を合わせた。屋久杉は倒れた木の上に新しい苗木がそだち、それが何百年もかけてまた大きな木に成長して行くのだ。途中、日高さんの息子さんが私を見つけて声をかけて来た。彼もガイドで今日は2人の年配の客を案内しているようだ。母からですとふくれ菓子(蒸しパン)を手渡してくれた。有難い。縄文杉に登る事は伝えてあったのでわざわざ持たせてくれたのだ。バスの青年が早いので負けずについて行く。彼の予想通り、ウイルソン株から一時間足らず午前10時に縄文杉に到着。木を守るため展望デッキがつくられており、それ以上近付く事は出来ないが、大迫力である。他の大木と違い、木の周りが開けているので、なおさら堂々として見える。7000年とも言われるが、最新の技術で行った結果は、少なくとも樹齢2160年。内部はやはり空洞があるので、それ以上は測定不能だそうだ。






ひとしきり青年と写真を撮ったあと、彼は急ぐからと先に降りて行った。1人で少し先にあると言う休憩広場に向かう。100mあまり行った所に小屋と、その前が開けた場所があった。昼には早いがコーヒーを沸かし頂いた膨れ菓子を食べる。手作りだろう、しっとりした上品な味。さらに昨日から買って置いたおにぎり、パンも。我ながらよく食べる。食べていると鹿がでて来た。餌を与える心ない人もいるのだろうか、全く人を怖がる様子はない。本土や北海道のよりはかなり小型である。







帰りは登りの人が大勢来るので道を譲るため、なかなか思う様には降りられない。線路道まで来ると大勢休憩している。それ程疲れは感じないのでそのまま歩く。朝と同じ様に木漏れ日の中を歩くが、やはり朝とは光が違う。朝の方が柔らかい。14時40分頃登り口に到着。バスに乗って自然館前に15時40分。しかしこのあと山荘方面に行くバスは17時11分。少しの差で前のバスに乗り遅れた様だ。今回は山登りの装備は持ってなかったので靴はいつもペダルを踏んでるスニーカー。それは良いとしてもザックがない。借りるのは簡単だが、ある物で何とか工夫するのも楽しい。自転車のフロントバッグの金具を取り払い、ショルダーバッグのベルトを取っ手に通して両脇に縛り付けると、この通り。即席ザックの出来上がり。多少背中に違和感があるが、十分間に合った。








ようやく来たバスに乗って山荘に戻ったのは18時頃。隣の山荘に滞在しているご夫婦が出て来て「あっ、登って来たんですか」しばらく話をして、夕食と明日の朝食の買い出しに出た。
走行距離 13km
支出 3675円


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