2010年9月26日日曜日

9/25 さらば屋久島

オーシャンビューキャンプ場はなにもなくて良い所。誰も居ないので裸になって体を拭いた。とてもよい気持ちだ。海は結構波が高い。昨夜も初めは波の音が気になったがそのうち寝てしまった。






キャンプ場の係の人が来てテントを張り始めた。「内地からくる人はいろいろうるさくて大変です。」「この間も男性数人のグループが常設テントのの中に蜘蛛の巣があるとかで騒いでいる時、隣のテントの若い女性が、そんなの当たり前でしょう。それが嫌ならキャンプなんかしなければ良いと一喝してくれて。我々はお客さんにはなかなか言えない事なのでスッとしました。」キャンプ場も大変な時代だ。
山荘をお借りした日高さんから、是非にと言われていた屋久杉の工房へ向かう。空港の近くだから約10km。荷物は全てテントに置いてきたので軽い。工房の名前は岳南。子供を抱いた女性が作品の説明をしてくれた。この工房は屋久杉に必要最小限の加工をして、その木の持つ特徴を生かす様にしているそうだ。同じ木から取ったと言う大皿が3枚並んでいる。一枚は木目の模様が屋久杉の大王杉に似ていると言う。風景画の様に見える物もある。木目の関係なのかホログラムの様に浮き出て見えるし、見る角度によって模様も変わる。不思議である。






これは出来上がりをイメージして28年かけて育てた杉から作った「妖精達」





作者の岳南さんにもお会い出来た。痩せ型で背は高く、骨格のガッチリした方。工房の隣に展示場を兼ねた宿泊設備を作ると言う事で、自分で床材を張っていた。年齢は私より少し上くらいか。さっき説明してくれた子供を抱っこした女性は奥さんである。元お弟子さん(今も?)
急いでキャンプ場に戻り、テントを畳んで荷物を積み、フェリー乗り場に向かう。乗り場の近くで藤田さんにまた出会う。昨日の朝、江藤さんと一緒に鹿児島へ渡ると言っていたが、都合でやめて、さっき江藤さんと分かれたばかりと言う。フェリーの時間は12時半と思っていたら12時。藤田さんにお別れを言って、弁当も買えずに急いで乗り場へ向かい、ようやく間に合った。最後は慌しかったが、いろいろ楽しい思い出も友達も出来た屋久島ともお分かれである。今度また何時か来よう。
船は定刻に出航したが、だんだん揺れが激しくなる。江藤さんも隣に来た。江藤さんや隣のお兄さんと話していたが気持ちが悪くなり横になる。船と並行に横になると楽だ。となりのお兄さんは、今までに300mの山しか登った事が無いのに今回は2泊3日で2000m近い屋久島縦走。それも1人で。天気に恵まれたからよかった物のかなり無謀なチャレンジである。波が高かったせいか鹿児島に着くのが20分くらい遅れた。隣のお兄さん、16時に着く予定だったので、16時半の高速バスを予約していると言う。焦っていたが間に合ったかな?5日振りに鹿児島に戻ったが、沖縄行きフェリーは18時。ドルフィンポートでぶらぶらしたかったが時間は無い。2km程離れた沖縄行きフェリー乗り場に向かう。17時半、沖縄行きのフェリーに乗り込む。いよいよ沖縄だ。26時間の長旅である。
走行距離 20km
支出 22490円


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