2010年6月8日火曜日

6/8 サロマ湖

リヤカーおじさんこと中村さんに又会おうとは思わなかった。
彼は標津から224号線を斜里まで来た訳だが、たまたま道路から見覚えのあるテントが見えたので私だと分かったらしい。テントを張った位置もたまたまだし、この場所だって、たまたま他のキャンプ場やライダーハウスが休みだったので決めただけ。方向は同じとは言え不思議だ。彼はここにくる途中の根北峠超えのとき、前方に明らかに鹿とは違う動物が居たので、かなりビビったそうである。熊出没の可能性はどこにでもあるので無理のない事。クマ除けに空缶を引きずっているがおかしい。でも安上がりな良いアイデア。
朝飯を一緒に食べ、彼はひと足早く6時過ぎに出発。私は霧雨が止むのを待って、8時過ぎに出た。斜里からは畑や牧場の間を延々と通る。途中に小清水原生花園があったので寄って見た。駅には珍しく、駅員もいて観光客も沢山いる。今は黒百合が咲いていると言う。初めて見るが意外に小さい花だ。誰かが「黒百合は〜恋の花〜」
と歌っているのが聞こえる。そう言えばそんな歌があったっけ。
ズームがないので見にくいですが



涛沸湖の横を走り抜けてしばらく行くと網走に着いた。道の駅のザンギ定食は500円とお値うち。ちなみにザンギとは鶏の唐揚げの事です。
網走といえば何と言っても有名なのは刑務所。ちょっと興味があったので網走監獄博物館へ行った。入ってみようと思ったが、入館料があまりにも高いので外から眺めるに留まった。しかし刑務所が観光名所になっている所は珍しいであろう。



網走湖から能取湖を通ってずっと自転者専用道路があったので、走って見た。走って見た。幅2m位でセンターラインもあり、とても良い道。網走湖が見え隠れして綺麗だ。自転車はほとんど通っていなくて快適だ。途中に駅らしき物がありSLが展示してある。と言う事はこれは線路跡。それで納得。ところがその後行けども行けども木立の中の景色は変わらず。とうとう飽きて国道へ出たが、長さを見てびっくり、40kmもあるのだ。そろそろ今日のやど探し。キャンプ場もあるのでそれでも良いかと思っていた矢先、寒い風が吹いて来たと思ったら、海の方からドライアイスの煙の様に霧が押し寄せて来た。これではキャンプも困るなとガイドブックの旅人宿サロマニアンを予約した。ところが何と言う事、間もなく晴れ間が見えて、一時間もするとすっかり晴天に。今更断る訳にもいかないし、まっ、良いか。宿はサロマ湖のそば。若いご夫婦でやっている。客は全部で3人。
夕食は客もオーナー夫妻も一緒に食べる。オーナーの色々な話も聞けてとても楽しい。オーナーは何と三重県津市出身。同県人だ。客の兄弟は出身が福岡で、お兄さんは福岡に住み、弟さんは美瑛でやはりこの様な宿をやっているとか。弟さんは郵便局巡りが趣味。地方の小さな郵便局まで巡り、100円づつ貯金をして回るコレクターの一種。でも初めて聞いた趣味。色々な方がいるものだ。

夕方のサロマ湖


今日の走行距離 88km
支出 6641円
(宿代一泊二食5200円)

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