2010年10月20日水曜日

10/14 長崎

インターナショナルハウス
早めに起き、珈琲を入れ、昨日買っておいたパンを焼きピーナッツバターを塗って食べる。その後スペインの3人組が賑やかに起き出し、good luckと言って慌しく出て行った。ベッドはくちゃくちゃのままである。
宿は連泊にしたので今日は長崎観光。宿の裏側に小高い丘があり、公園があるらしい。眺めが良いと言うので登ってみることにした。斜面にはびっしり家が立ち並び、間を狭い階段が延々と続く。途中坂本龍馬の亀山社中とやらがあった。龍馬は特に興味は無いのでスルー。上まで車が通れる道もあり、それから各家に通じる階段がある。足が弱くなったら家から出られそうもない。いやここで生活していたら、そんな事にはならないか。若宮神社のお祭りと言うことで、通りに子供神輿の行列が出ている。家々の前ではご祝儀を持った人が行列を見守っている。てっぺんに公園があり長崎が一望できる。そのすぐ下に坂本龍馬の銅像がある。最近作られた物らしく新しい。すぐ近くに幕末の写真家上野彦馬の墓があったのでお参りする。坂本龍馬を始めこの時代に活躍した人達を撮影した写真家の草分け的な人。少しはあやかれるか。



その後原爆記念館へ行く。距離は4km程だが、長崎の街は自転車で走るには非常に具合の悪い。車道はバスやタクシーがひっきりなしに来て路肩に止まる。路駐の車も非常に多い。歩道は人が多く、バス停に立つ人が通行を妨げる。
原爆記念館は原爆投下までの経緯や数々の遺品、遺物、写真が展示されている。当然ながら今まで写真集やテレビなどで見たことのある物も多い。原爆の実物大模型ファットマンの前で楽しそうに記念撮影をする人も沢山おり、複雑な気分だ。修学旅行の小学性が大勢で来ていて、それぞれメモを取りながら見学している。どんなレポートが書けるのか見てみたい物だ。最後の方に展示してある、赤ん坊をおぶった男の子の写真が目をひいた。キッとした目つきで前方を注視している。背中の赤ん坊の首は後ろにひっくり返っている。説明文を読むと、死んだ兄弟を焼き場に連れてきているのだ。この男の子、10分あまりも佇んだ後に、係りの人に赤ん坊を託すと一目散にかけて行ったと言う。
となりの追悼館へも行ってみる。こちらはさっきと打って変わってほとんど人はおらず、非常に厳かな雰囲気。
平和記念公園では、やはり小学生の団体が誓いの文を読み上げたり、千羽鶴を奉納しみんなで歌を歌っていたのが印象的であった。



午後はあちこち走り回る。坂本龍馬ブームなのであちこちに看板やのぼりが目立つ。
夕方、宿の同じ部屋に韓国の若い女性が来た。女性部屋もあるがミックスの方が安いらしい。安いとは言え何百円の違い。外国の女性はたくましくて合理的。でもこの女性、こんな宿は初めての経験で、とても緊張していると言う。日本語は結構しゃべる。日本のアニメが好きでそれをみて勉強したらしい。昨日は湯布院へ行って来たと言って、買って来たロールケーキをご馳走してくれた。
今夜は昨夜と同じイギリスの若者と韓国女性の3人。

走行距離 19km
支出 1759円

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