2010年10月5日火曜日

10/4 大島紬

午前中は、先日立ち寄ったが閉村間近で見損ねた大島紬村。






入村料は500円だが30分ほどマンツーマンいや、マンツーウーマンで説明して頂いた。大島紬は草木染めだ。木を煮出した汁で20回染める。これを4回繰り返し、今度は泥の中でもみ洗いを数回。煮汁のタンニンが泥の中の鉄分と反応し黒っぽくなるという。先染めなので染めるのは糸だ。しかし模様をつけるために一旦布に織ってから染める。綿糸を縦糸にして、設計図に従って複雑に絹の横糸を織る。絹糸の染めたくない部分を綿糸で織り込んで染料が染み込まない様にする。染める部分は織り込まないのだ。一種の絞り染め。縦糸になる絹糸も横糸になる絹糸も同じ様に染め上げる。今度はそれを全部ほどいて糸に戻し、縦糸を機織り機に柄が出る様にセットしてから今度はシャトルに巻いた横糸で一回ずつ縦糸の染めた部分が交差するように位置合わせをしてオサでしめる。縦横のマトリックスで柄を出すのだ。理屈は分かっても、湿気によって伸び縮みする糸を交差させて絵柄を作るのは至難の技であることはよういに想像出来る。
帰り道、奄美の名物料理けいはんを食べた。けいはんは鶏飯。鶏肉をほぐした物と具をご飯に乗せ、だし汁をかけて食べる。一種のお茶漬け。







味はかなり控えめで薄い。いつも食べるならこの位が良いかもしれないが、初めて食べる者に取ってはちょっと物足りない。去年、日食の時甘みに大勢訪れたが、けいはんは高いと言われたそうな。これで950円。どうか?
1時前に教会にもどり、出掛ける前の神父にお世話になった御礼を言う。今夜のフェリーで九州へ戻るつもり。
荷物をまとめ2時半頃教会を後にする。






途中で弁当を買って名瀬のフェリー乗り場に5時半頃着。出港の9時10分までずいぶん長い待ち時間であった。売店のおばちゃんお勧めの黒砂糖ときなこをまぶしたピーナッツを買う。甘すぎずビールのつまみになった。
フェリーに乗り込む。いよいよ奄美ともお別れだ。フェリーでロビー横のテーブル席で弁当を食べていたら、ななっ、なんとスケボーで自動販売機に来た若者がいる。なんの悪びれた風もなく、飲み物を買って戻って行った。いくら何でもあれは非常識。注意すべきだった。と、間もなくまた同じ若者がスケボーでやって来たので、「お兄さん、それはいくらなんでもまずいんじゃないか」
逆切れされたらと思う間もなく、その若者、にっこり笑って「そうですね、すみません」スケボーをぶらだげて戻って行った。しばらくすると側に来て「さっきはどうもすみませんでした」.と言うではないか。すがすがしい気分になったのは言うまでもない。
走行距離 33km
支出 14246円


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